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2014年度秋学期振り返り 3年生

  • 執筆者の写真: raisemnar
    raisemnar
  • 2015年1月31日
  • 読了時間: 3分

9・10・11・12・1月を振り返ります。

前半は『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?』と新聞記事をやり

後半は『世界の99%を貧困にする経済』と卒論構想発表をしました。

また、11月には2,3,4年合同ゼミ合宿をアジア学院で行い、校外実習報告書の作成も始め、ゼミとして取り組む事の多い学期だったように思います。

1冊目『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?』は「デクロワサンス(=脱成長)」という言葉を世界に広めたフランス人経済哲学者のセルジュ・ラトゥーシュ氏の著作で、経済成長を至上とする社会の迎える破滅を説いて批判し、新たな社会への脱却のヒントを提示します。

容易には読み進められない文章でみな苦労しましたが、毎度根気強く読み解いてコメントを並べ、今や新時代を切り拓くトレンドワードでもある「脱成長」のイデオロギー理解の土台を築けたのではないかと思います。

新聞記事は「外国人労働者」「武器輸出」「原発」などのトピックを各々が取り上げてきて、毎回1時間以上かけて議論をしました。

2冊目『世界の99%を貧困にする経済』は、世界的にも最も影響力のある経済学者の一人であるジョセフ・E・スティグリッツ氏の著作で、母国であるアメリカを題材に取り上げ、世に広がる不平等の構造を広範な知識から詳述し、不平等是正の策を「政策」を基点に置いて述べるものです。

4年生の先輩方も扱った書籍で、読み始める前から「難解」と言われておりましたが、これもまた粘り強く経済用語を一つ一つ調べて読み進め、ある程度は経済学に専門的な知識が入ったと言っていいと思います。

卒論構想発表を11月から新聞記事の時間に代わって始め、1回につき1人が現段階での構想案を発表しました。それぞれまだ仮の段階ですが、タイトルだけ列挙します。

「地域再生の本質を探る(仮)」 「女性が働く社会(仮)」 「成熟経済社会日本のゆくべき道」「山梨の地域活性」 「時代転換の行き詰まりと不可避の破滅」 「スローフードの必要性~美食家を求めて」 「世界の食料事情を考える(仮)」 「継承すべきこと‐きのこ雲の下の真実‐」 「シングルマザーの貧困」 「若者の結婚観からみる少子化問題」

11月7~9日、アジア学院にて2,3,4年生合同で合宿を行いました。

アジア学院に関しては元金髪少女の鈴木慧南が詳しく書いているのでそちらを。

校外実習報告書は、インドネシアでの日程別報告・全体所感・ホームステイ所感・「インドネシア経済」「協同組合」「原発」「観光」の4トピックそれぞれの論文・個性溢れる日記などといった内容となっています。

1月9日が今期最後のゼミであったとともに、10人皆での最後のゼミとなりました。

私含め4人(5人?)が来年度休学します。

しみじみと「ラストかぁ」とゼミ中に感じ、賴ゼミ12代のスタート時を思い返していまし

たが、その頃と比べ、全員が満遍なく発言し合えている雰囲気が素晴らしく、また心地良くも思えました。

賴ゼミ12代一区切り。

これまでに増した10人10色の大学生活がまたスタートすることでしょう。

文:3年 霜田健人

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